手元供養(てもとくよう)とは、自宅供養(じたくくよう)とも言います。
寺院などに納骨の代わりに、もしくは納骨を行ったうえにさらに、ご自宅に遺骨・遺灰を置き、常に身近に置いて故人を偲ぶ供養のこと。
自分の気持ちが苦しいとき、辛いとき、いつも一緒にいることを感じられる手元供養という選択もあります。
「お墓が遠方のため、墓参りが難しい」
「経済的な理由など何らかの事情でお墓を建立できない」
「宗教的供養を望まない」
「後継者に負担を掛けたくない、仏壇を置きたくない」といったような人が年々増加しています。
また、残された遺族が、いつも故人を身近に感じていたいと手元供養を望むケースも増えています。
手元供養には大きく分けて、2種類の方法があります。
遺骨、遺灰を骨壺やケースに入れてそのまま保管する方法と、何らかの物に加工する方法です。
「自宅でいつも新鮮なお花で囲んであげたい」「一緒に旅行がしたい」など、
人によって希望する様々なライフスタイルに合わせて、現在、多様な商品が販売されています。
また遺灰・遺骨を全部自宅に保管する方法と、自宅保管分とお墓・納骨堂に分けて保管する方法があります。
骨壺をそのまま納骨のできる、納骨一体型の仏壇。
家具式の仏壇タイプもあり、インテリアの一部として、お部屋に設置することができます。
故人の焼骨成分を約70%含む、美しいファインセラミックスプレート。
骨壷から解放され、お骨のイメージが全くないシンプルでコンパクトな形状に生まれ変わるのでご自宅のどこに置いても違和感がありません。複数作成可能。
遺骨中に含まれる炭素を取り出し、人工的に高温高圧にかけることで製造された合成ダイヤモンドです。アクセサリー加工し、身近につけることで故人をいつも側で感じることができます。
答えは、法的には火葬のみが義務となっています。
火葬を行ったうえで、遺骨・遺灰を自宅で保管する供養方法は、問題ありません。
*「葬送の為の祭祀として節度をもって行われる限り問題はない」との法務省の見解
ご自宅の土地に埋葬する場合は、都道府県に許可された正式な墓地でのみ可能なため、確認が必要です。
手元供養といえば、いつも身近で故人を偲ぶことができる「いつも一緒」という安心感があります。
また費用も少なくてすみ、遠方に出かけお参りをすることもありません。
デメリットで考えられることは以下のことが考えられます。
いろいろと手元供養に関して調べ、まとめてみました。
私の親が高齢で、私自身も考えることもあるため、サイトを作ってみました。必ずしも手元供養を推奨するということではありません。ご自身のライフスタイルに合わせ、慣習などちょっと難しいことも一度リセットして考えて、ご自身に合う供養方法を決められるといいですね。